白昼の妖精

どこへいった?

かかえていたもの。

かかえられてさえいなかった。

じぶんだけのものではなかったのだ。

うつわからうつわへとわたりあるく、

おひさまのたかいまっぴるま。

ぼくたちはまた、ここをでる。