静謐な暮れ明け

 正月休みに観たテレビの話が聞こえてきます。
僕は今年、大晦日も正月もテレビをまったく観なかったのですが、なんとなく聞こえてくる話でどんな番組がやっていたのか想像がつきます。かつて観たことのあるものと同じ番組を、ずーっと何年も繰り返しやっているのだなとわかります。(少しずつ、内容を変えているつもりなのでしょうけど)

 テレビを観ずになにをしていたかといえば、埼玉県の友達の家に遊びに行きました。猫と子どもがいて、どちらも可愛らしかった。久しぶりに車を運転したので、良いドライブになりました。ペーパードライバーデビューをおそれている僕の妻も、久しぶりに運転をして満足だったようです。
 あとはいつも通り、カフェに行ったり、本を読んだり、楽器や歌を演奏したりして、規則正しく過ごしていました。おもな行動範囲は、遠くてもとなり街までの範囲に収まっていました。
 そう、我が家にも子ども(♂・1歳8ヶ月)がいて、昨年もいたけれどもまだ0歳8ヶ月でした。今年はだいぶたくましくなり、立ち歩いたり言動の幅も広がりました。大人は彼に合わせずには生活しづらい部分もあり、自然と親である僕も規則正しくなります。とても穏やかな年末年始を送ったように思います。

 テレビなんかを観ていると、会ったこともないのにどうしてか、気に入らないとか好きになれない顔が目についたりします。そんなことしか言えないのかというコメントだったり、おもしろくもないリアクションに笑い声の効果音がかぶさったりしているさまを観ていると、相変わらず馬鹿な内容をやっているなと思ったりします。観ている方も観ている方なんですけどね。

そんなことがなかった関係もあって、今年の年末年始はなおさら平和だったように思えます。不快になるようなプログラムをわざわざ、自分の生活に取り入れることはない。

 ただ、長時間を惜しまずに観ていると、誰かしら心から笑わせてくれる芸人さんを、たいてい1組くらいは見つけます。今年はそんな出会いもなかったということ。

毎日、富士山がきれいです。