"パイロット、はじめました"

自分に「はじめられること」で自分がつくられていくのだな、とつくづく思います。


それぞれ生まれ育った環境によって「はじめられること」ってさまざまです。


親に養われているうちは特に、自分で「はじめられること」の範囲は限られているかもしれません。そこからの延長線上に、どんな大人も位置しているのだろうと思います。


今いる場所からはじめて、たとえばパイロットの免許を取得し、小型ジェットを自前で購入する。これは僕がたったいま思いついた、自分から遠そうな未来の一例です。


僕のまわりにあるものはなんだろう。


「音楽」は結構近いところにあります。


毎日なにかしらの楽器を持って、録音機のボタンに触れない日はほとんどありません。


自分ひとりでしこしこと音楽をつくっていても、それが手がかりになって気づくことがどこまでいってもあるように思えます。


なにもここから、ジェット機の免許を取得しようとしなくても引き寄せられそうな未来がある。(もちろん、ジェット機をがんばって引き寄せてもいいのですが)


ちょっとお金が厳しいとか、なにかをはじめるのに差し障る要因となりえるものは、いくらでも出てくるでしょう。


自分にできることだけが、自分の未来にある。


これは、自分にはじめられるぞ、と思ったら、


それを未来の自分に引き寄せるのが、今の自分の仕事なのでしょう。