解ども

ラグビーの日本対アイルランド戦、日本が逆転勝ちですって? すごいですね。どれくらいすごいのかまったくわからずに言っています。にわかファン未満です。ただの無知。


どんなに格差があるようでいても、大逆転があるかないかなんて最後までわからない、そういうものに熱狂し夢中になるのは、わからないでもありません。


ぼくがいつも夢中になっている演奏や歌唱などの音楽は、そもそも競技(もちろんコンテストやコンクールなど勝者や順位が決められるものもありますが)ではなく、ひとつの正解やひとつの頂点があるのとは違う世界だと思っています。あんな正解もあればこんな正解もある。いえ、「正」なんてことばをあたまにひっつけるから誤解を招くわけで、そもそもどれもただの「解」なのでしょう。「良解」とか「好解」とか「粋解」とか「小粋解」とか「美解」とか「曲解」とか「極(端)解」とかそりゃもうぼくの想像も及ばないくらいいろんな「解」がありえるわけです。


スポーツ、それも特に集団対集団の戦いにおいても、そんなふうにいろんな「解」がありそうにおもいます。


ぼくはスポーツ観戦をあまりしませんが、「にわか」の楽しさの世界へ通ずる穴がそこらじゅうに口を開いていることを思います。足を踏み入れたら、どれも楽しいに決まっている。いえ、決まった「解」はありませんが、そんな「解」、そんなじゃない「解」にどこも満ちていることを想像します。


お読みいただき、ありがとうございました。