アイスとお酒と意識障害

アイスクリームは冷たいですよね。その冷たさがゆえ、からだの「熱」を持って行くから、おなじカロリーを持った、常温だとかもっと暖かい食べ物よりも太りにくいといったようなことを聞いたことがありますが本当でしょうか。


お酒って、カロリーを含んだ飲み物だと思いますが、そもそも、含まれているアルコールやらを分解するためにおこなわれるからだの働きのために、カロリーが必要になるから、含まれているカロリーその数字の大きさの割にはそんなにその熱量たちがそのまま太ることにつながるわけではない、つまり、カロリーを示す数字の見た目上の大きさほどには太りはしない、みたようなことを聞いたことがありますが本当でしょうか。


ところで、小学生くらいの頃、友達との間で、人間が「失神する」現象を遊びにつかったことが何度かありました。激しく息を吸い・吐きした人をもう1人がただちに壁に後ろから押さえつけてぎゅうーーっと圧迫するというものです。で、押さえつけられた人はふら〜っと力が抜けて崩れ落ちてしまい、地面に寝てしまった状態になってすぐさま目を覚ますというものです。意識が飛んだのは一瞬なのですけれど、本人にはどれだけの時間が経ったのかわかりません。 今思えば、なんて危険な遊びだったんだろうと思います。 


下手したら死んでただろうなと思うことが子どもの頃にはけっこうあって、いま私が生きているのはかなり紙一重な運命の先にある現実なようにも思います。子どもの頃、友達の家に遊びに行くのがうれしくて、通り道の公園の脇の坂道を1人で駆け下りて道路に飛び出したところ右手側から軽トラックが来ていて急ブレーキをかけ私の横30センチくらいのところで止まった、なんてことがありました。あのとき、命を失っていてもなにもおかしくなかったと思います。


ばかな遊びをするもので、やはり小学生のとき、学校の体育館の舞台の上で、暗幕を端に寄せて束ねて留めて壁際に取り付けられたフックのところに掛けておくための数十センチ程度の帯状の布(名前がわかりません)に首をつっこんで、体重をあずけて首回りが圧迫されてだんだんと意識が遠くなるのを感じながら、すんでのところでやめにして抜け出すという遊びを1人でやったことがありました。まわりに人はおりましたが、誰にも気付かれずに抜け出すのに失敗して命を失っていても何もおかしくなかったなぁと、今としてはいかに危険だったかを思います。


意識がとぶのと、睡眠状態になったのちに目が覚めるのとでは、すこし目覚めたときの感じがちがうのではないかと予想します。私は手術などのために、いくらかまとまった時間を全身麻酔にかかった状態で過ごすという経験を持っていないので想像でしかないのですけれど、一瞬でも、意識が飛んで目が覚めたときはどれくらいの時間が経ったのかわからない感覚と、眠ったあとに起きたときの感覚は違うなと思います。


睡眠中って、脳は休んだり起きたりしているそうですから、そのことが関わっているのかもわかりません。眠って起きたときには、「ああ、寝たなぁ」と感じることがあります。時間の経過を認知しているのです。ひょっとしたら、カーテンや窓の向こうの明るさが眠りにつく前とは違っているとかそういう環境面での変化を情報としてとらえて認識しているのかもわかりませんが、自分の「からだ」が何かを知っているのじゃないかという風にも想像します。そこが、「意識がない時間を過ごした」のとは決定的に違うんじゃないかなぁなんて思います。


お読みいただき、ありがとうございました。