破られた夢想カレンダー

12月の中頃に私は言ってました。今年も終わりかけかもしれないけれど、まだやれることもあるはずだし、やりたいこともある。ぜんぶはできないかもしれないけれど、まだまだ変われるぜ! みたいなことを。 そのほとんどを、見事に年明けに持ち込んだ私です。年明けどころか、未だにそのあたりのことをやっている。未だにといいますか、ようやく、が正しいでしょうかね。はい、1か月遅れです。いや、1か月以上か? 


もともと、それらのことを12月のうちに終わらせないといけないなんて理由はなかったのでこれで良いのです。むしろ、今が頃合い、というくらい。でも、やるべきことを期日よりもだいぶ前に終わらせて、その余白に、思いもしなかった経験を積めたらいいななんていつも思うのです。そして、それを夢想で終わらせ、時間を散らすのが私の得意技なのです。時間を必ず殺すので、必殺技といっていいでしょう。どうしようもないぜ。


12月のあれもこれもできなかった感に比べると、今月は「まだ今月か。」感があるかもしれません。社会が、「あれもこれも年内に終わらせなきゃ」とお互いにはたらきかけあうことを促進するのでしょうか。そのせいで、予定していたこと以外のものがあれこれ降りかかってきて、で、なんとなく自分中心に消化すれば済む予定はあとまわしになってしまうのです。それで、「年明けでいっか。」とあとまわしにしたことが、やっとゆっくり消化が済みつつあるのが今、という感じです。


ですので、なんか今月は長い。そんな感じがあるかもしれません。カレンダーも、最大設定(?)の31日まで。それも、ウィークデーの最終関門、金曜日! だからなんなんでしょう、なんだというわけでもないのですがね。


1月を長く感じたとしても、これで、一年間のほぼ12ぶんの1をもう過ごしてしまったのですから、妥当な長さかもしれません。もう、「新しい年」なんて呼んでいた一年間のうちのひと月が消費されたのです。消費なんて言うと、さも使い捨てたみたいな響きを感じます。これをきちんと、糧にしたい。蓄積して、反芻したい。そんな気持ちです(?)。


昨日はふいに、春みたいな暖かさでした。私は、鼻とのどがへんだ。花粉症が来たみたいです。いえ、暇そうな私のくせに、私なりにいろいろこなした1月でしたので、がんばった反動が来たのかしらちょっと、風邪気味な感じです。でも、毎年いまくらいの時期に「もう来たの? 花粉症。」なんていって、風邪だか花粉症だかわからない不調が始まるというのを繰り返している気もします。なんだ、毎年同じじゃないの? いえ、「似た傾向」を見出せるかもしれませんが、去年は去年。今年は今年。


進歩がないのを認めたくないのは、いまもむかしも、変わらぬ私。「いや、進歩してるから!」(はいはい。)


お読みいただき、ありがとうございました。