ホワイトシチューに葉物の胡麻和え、なんなら冷凍して。

牛乳の需要って、学校給食が占める割合が大きいのでしょうね。私はもともと乳製品を好んでよく摂るほうでした。余ってしまう牛乳の消費を支援する意味で、これ以上に増やしたら、おなかを下してしまうかもしれません。と思いつつ、摂り方、調理や加工のしかたを工夫すれば、乳製品のとりすぎでお腹をこわすことって減るんじゃないかなと思います。加熱すると、おなかをこわさなくなるんじゃないかな? なんて勝手に思っていますが、科学的に根拠があるのかわかりません。シチューやスープ、鍋物なんかに使ったら、牛乳はかなり一気に減るなぁという印象があります。家族のいる家でやるときは、その人数が大きいほどに、消費できる牛乳の量も多いでしょうね。この機会に、お家で牛乳をつかった汁物系のメニューをやるといいかもしれません。


私個人の楽しみとしては、オトナなミルクココアがいいです。黒糖と純ココアパウダーを少量のお湯で練ります。そこにスライスした生のショウガを数切れ。で、ウイスキーをちゃぴっと垂らします。あとは牛乳を注いで、チンしちゃう。ていねいにやるのならもちろん小鍋であっためるとおいしそうな演出ばっちりでしょう。チンでもじゅうぶんおいしいですよ。あっためられるときに飛ぶのか、アルコールのつんとした感じはあまりなく、ウイスキーの芳醇でおくぶかい風味がミルクココアを夜の大人のたのしみにしてくれます。(これ、『山と食欲と私』という漫画に出てくるココアを真似したものなんです。漫画もおもしろくて素敵ですので未読でしたらぜひ)


野菜もそれこそ給食の需要がなくなってしまったことでたくさん余ってしまうと聞きます。野菜もやっぱり私はもともと好きで、食事をはじめたらいつもまずボウルいっぱいの生野菜をもっさりと平らげてから、副菜とかメインに手を出して行く習慣です。「ベジファースト」なんて言われたことがありますが、あまり自分で意識したことはありませんでした。水分が生野菜には多いので、口が湿って気持ちがよいからやっていた、というだけなのですけれど。


野菜を、量的にたくさんかしこく使うなら、なんといっても加熱調理しかないでしょう! と思います。生野菜では、わっさ! となって、水分を含んでいるし組織も壊れていないから大量に消費するのがつらいかもしれませんが、加熱したとたん野菜は小さくなります、とくに葉ものですね。ほうれん草なんて、ちょっとやりすぎなんじゃない? というくらいの量をゆで始めても、なんだこんなもんか、という量に落ち着くミラクルを持っています。今の時期、小松菜とかもおいしそうですね。だし醤油とか、酢とか胡麻で和えて食べたいものです。そういうのつくって、冷凍しておくといいかもしれません。あと、鍋物ですかね。どんな種類の野菜でもok! いつもと違うメンバーで集まって食べるのなら感染症対策に気を遣うべきかもしれません。いつもの決まった家族で一緒にということなら、まぁ、いつものように、いつも以上に手洗いうがいをしてから卓を囲んで、おいしく牛乳ベースの野菜鍋をもっさり! みんなで、ということでいかがかしらなんて思います。



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青沼詩郎